福生と米軍基地|東京の探偵

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福生は横田の米軍基地を有する、東京西部の郊外にある町です。東京を拠点とするバイリンガル探偵のJapan PIでは、米軍関係者の調査依頼案件が多数あり、横田の米軍基地はなじみの深い場所です。今回は福生について、探偵の目線でガイドをします。

米軍基地と赤線地帯

福生市は東京都の西部にあり、市内の32%を米軍横田基地が占めています。1945年、帝国陸軍の航空部隊が所有していた横田飛行場が、アメリカに引き渡され、米軍横田基地となりました。その後、アメリカ軍人を相手にする風俗嬢が多く集まり、赤線地帯が形成されました。朝鮮戦争やベトナム戦争の時には、軍人の数も増えたため、慰安地として賑わいます。売春や薬物の取締の緩い地域として知られ、村上龍氏のデビュー作『限りなく透明に近いブルー』の舞台にもなっています。

東京都多摩地区の外国人比率ナンバーワン都市

福生市では、米軍基地関係者のアメリカ人以外に、フィリピン人、中国人、韓国人、タイ人、ペルー人等の外国人が多数居住しています。福生市の人口に占める外国人比率は、約3.6%で、東京都全体でも外国人比率で第7位にランクインしています。ちなみに、1位新宿区の外国人比率は7.8%、2位と3位の港区と豊島区で6.3%です。

横田の周辺は、福生市の赤線地帯でも、アジア系外国人の風俗店が多いのが特徴です。

米軍横田基地関係者の調査

米軍基地の場合、米軍基地側が呼んでいるゲートの名前と、日本側が呼んでいるゲートの名前がずれていることが多くあります。例えば、福生駅に一番近いゲートは日本側からは「第5ゲート」と呼ばれています。しかし米軍基地側では「Fussa Gate」と呼んでいます。南側のゲートは、日本側からは「第2ゲート」と呼ばれ、米軍基地側では「Supply Gate」です。このように、米軍基地関係者案件のケースマネジメントでは、米軍基地側で流通している地名を独自に把握しておく必要があります。

米軍基地内には関係者しか入ることができません。関係者に付き添ってもらえれば基地内へ入ることができます。米軍基地の基地内居住者に外国送達を依頼されることがありますが、この場合は対象者のスーパーバイザーなどとアポイントを取り、ゲートから基地内へエスコートしてもらう必要があります。

米軍基地の関係者の場合、米軍基地内の宿舎に居住している場合が多くなりますが、家族がいる場合、米軍基地外の一般住居に居住している場合もあります。米軍基地関係者の車両ナンバーには「Y」の記号が入っています。このため、Yナンバーの車両が駐車されている居宅があれば、米軍基地関係者が居住していることがすぐにわかります。

米軍基地の中には、学校・クリニック・スポーツ・ジム・郵便局・売店・レストランバーなどがあり、基地内である程度、生活が完結できるようになっています。毎年、アメリカの独立記念日の7月4日前後には、基地内を一般開放する日があります。そういう日を狙って、基地内の立地や、入り口のゲートの位置関係などを把握しておくと、米軍基地関係者からの調査依頼案件に対応しやすくなります。

売春防止法違反事件

2018年11月29日、福生市内の赤線地帯のスナックが売春防止法違反の疑いで摘発されました。逮捕されたスナック経営者は、スナックを装った店内のボックス席で女性店員に売春行為をさせていたと報道されています。それまで、福生の赤線地帯では、売り専スナックは、半ば黙認されていたのですが、この事件で初めて摘発された模様です。

福生における反社会勢力

米軍基地をバックとした赤線地帯を擁する福生は、当然、反社会的勢力にとっても「おいしい」場所になります。福生は、住吉会系の日野一家のシマとされています。外国人比率が高いことから、半グレの怒羅権(どらごん)も多摩地区で勢力を拡大しています。

横田基地からはやや離れた場所になりますが、指定暴力団・住吉会の二次団体である日野一家七代目(ひのいっか)が、東京都立川市錦町2-1-30日野ビルに本拠を置いています。

東京都内における調査はJapan PIへ

福生は都内でも外国人比率が高い街であり、これといった繁華街はありませんが、日米で呼び方が違うエリアなど二面性があるため、知らずに探偵業務を行うとトラブルの原因となります。探偵に仕事を依頼する際には、こういった土地にまつわる事情をよく理解した上で、柔軟に調査を遂行できる探偵を選ぶ必要があります。バイリンガル探偵でもあるJapan PIでは、東京の土地と横田の文化を知り尽くしたプロフェッショナルが調査を行います。

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