海外における私立探偵は、訴訟資料や裁判証拠の収集でなくてなならない存在です。
私立探偵の業務の過半数が浮気調査となっている日本の現状とは、大きく状況が違います。
Teslaの社長のイーロン・マスク氏の名誉毀損訴訟でも、彼が雇った探偵が、チャリティ業者やジャーナリストに肩書き偽装して困難な調査に挑みました。
さらに、探偵たちは対象者の廃棄物の回収まで行い高い成果を得ました。
探偵の活躍が、対象者の闇の実態を暴露させ、依頼者のマスク氏を勝訴に導きました。
海外では、探偵業者は民事から刑事に至るまで訴訟に関する様々なジャンルで情報収集にあたっています。そうした背景があり、西側諸国では、探偵業者が訴訟での情報収集に欠かせない存在となっています。そして、探偵業者は、高い社会的認知を得て、様々なトラブルの解決に活躍しています。
以下、テスラの社長のイーロン・マスク氏とけんかして、名誉既存訴訟を提訴したタイの英国人ダイバーアンスワース氏の訴訟結果を記載した英語記事の翻訳をご紹介します。ZEROHEDGE(https://www.zerohedge.com/technology/its-sickening-elon-musks-pi-dug-through-vern-unsworths-trash-find-dirt
“It’s Sickening”: Elon Musk’s P.I. Dug Through Vern Unsworth’s Trash To Find Dirt
by Tyler Durden
Sun, 12/15/2019 – 15:10
「気分悪い」:イーロン・マスクが雇った探偵、 ヴァーン・アンスワースのゴミを漁って特ダネ入手か
イーロン・マスクはイギリスのダイバー、ヴァーン・アンスワースに対して「ロリコン」と罵り名誉毀損で訴えられていた裁判に勝つことができた。
マスクの申し立てによりアンスワースがタイの警察による4つの調査の対象となったと昨日報告しがあった。 イーロン・マスクの側近は、民間捜査官を雇い、後に有罪判決を受けた重罪犯である可能性ことが判明したため、その報告を奨励したと伝えられている。
費用を惜しまず調査続行
電子メールとテキストメッセージで、探偵にどんな証拠でもいいから悪評の根拠になりそうな情報を集めるように指示していた。
メッセージはまた、民間調査員がチャリティーワーカーおよびジャーナリストとして、アンスワースに関する情報を聞き出したことも示唆される。 彼らはまた、ゴミあさりを実行することを認めました。これは、あら探しのために廃棄物の内容を確認する調査方法です。
仮名「ジム・ブリックハウス」を使用して、マスクの家族事務所のマネージャーは、アンスワースが何か悪いことに関わっていないか証拠を見つけるように探偵に促しました。マスクはこの計画を「Operation Rowena」と名付け40,000ポンドを払いました。
アンスワースが不利になるような証拠が見つからず、時間が経つにつれて、マスク側のマネージャーは追い詰められていきました。そこで彼らは 「今すぐ証拠が欲しい。これは緊急事態だ。」と彼は8月27日に述べた。
マネージャーはまた、ジャーナリストを装ってアンスワースの妻にインタビューすることを提案した。 「追加の経費をかけてでも証拠集めを徹底する。」と彼は書いた。
アンスワースは、「私を陥れるために彼らがそんなことをしたなんて吐き気がするね」とコメントしている。
アンスワースは、裁判について次のように語り続けました。「マスクは「ペドガイ」は単なる軽い悪口だと言ってたが、彼の会社側は私が本当に小児性愛者であることを世間に証明したがっていた。これらの書類を見たときには唖然としたね。」
「私は私自身、少年たちの救命作業に協力できたことを非常に誇りに思ってるが、今やマスクとの法的な戦いが深刻過ぎて、それは私の人生を破壊しつつさえある。」 続けた。
彼は次のように結論付けました。「マスクがメディアなどで謝罪をして、私に電話でも謝ってくれたら、それで終わりだと思っていた。しかし彼はそうしなかった。」
近頃のアンスワースの弁護士であるL.リンウッドについて報告によると、アンスワース側は事件の後、イーロン・マスクに降伏したようだ。どんな背景だったにしろ、今回の件で貧乏くじをひいたのはアンスワース氏のように見える。