浮気されているかも…夫が怪しい、妻が浮気をしているかも… 最近、交際相手の行動が変わった…
気持ちがモヤモヤして、つい相手を疑ってしまう。パートナーにも切り出せず、不安が強まってくると相手の携帯電話やPCの履歴が気になり始め、探偵に浮気調査を依頼すべきか悩んでしまいます。
なんとかならないものかと、ネット検索で浮気調査や探偵のサイトを見つけますが、他人に頼むのは心理的にも経済的にも…そもそも、浮気の証拠をつかんでどうするのか。自分が知らなかったパートナーの一面を見て余計に傷つくかも知れない。結局、堂々巡りして問題は解決しない。でもそれは判断材料がないからです。
正しい知識と情報があれば、解決策があります。まず重要なのは事実確認です。
浮気の調べ方
浮気を調べる方法としては、以下の方法があります。
では実際に浮気調査とは何をすることなのかを知っていただきたいと思います。まず大まかに分けるとデジタルリサーチと物理的な素行調査です。
一般的にはパートナーの携帯端末やパソコン履歴、行動調査、出会い系を含むソーシャルメディアの利用履歴などです。
- 端末の履歴・デジタルフォレンジック
- スパイアプリで携帯電話を傍受
- 出会い系サイトの登録
- GPS位置検索
- 探偵社の行動調査
端末の履歴・デジタルフォレンジック
まず、一番に思いつくのがパートナーの携帯やパソコンの履歴ですが、用心深くロックをかけている人が大半です。ただし、ロック画面でも画面通知に着信した番号やLINE等の表示が出ていたりします。通信の内容が全部わからなくても、相手のアカウント名等で、浮気相手から着信していることが直感的にわかる場合もあるでしょう。
デジタルフォレンジックスの業者に依頼すれば、機種変更した後の古い携帯端末やPCからのデータ復元ができる場合があります。100%完全に復元できるわけではありませんが、削除ファイルや履歴を復元させることができます。
同居の配偶者や同居人の浮気の問題であれば、車両のカーナビの履歴を確認することで、浮気の兆候がわかる場合もあります。車両移動が基本の人物に関しては、この方法も有効です。
スパイアプリ等で携帯履歴を傍受する
対象者の端末にアクセスできる環境であれば、スパイアプリをインストールすることが有効です。通話履歴、テキストメッセージの履歴、電子メールの履歴、ラインやソーシャルメディアの履歴、位置情報、連絡先情報、ネット検索情報等を遠隔でリアルタイムに確認できます。これらは、デジタル端末の仕様やアプリの捜査が得意であれば自分でインストールできます。
スパイアプリのインストールが無理でも、アカウントの暗証番号等が分かるなら、携帯電話紛失防止用のFind My iPhoneやAndroid のデバイスを探す等のデフォルト機能を使って、位置情報をモニターすることは可能です。
出会い系サイトをチェック
出会い系サイトで出会った相手と浮気するケースが増えています。大手サイトをチェックして発覚することもあります。しかし、本人に罪悪感がある場合、浮気がバレないように自分の本名や顔がはっきりとわからないようなプロフィールを登録しているので調査には膨大な時間と忍耐、推測力が必要です。
GPS 位置検索
GPS端末をターゲットの車両やカバンに設置して位置を確認するという方法があります。これは決定的な証拠とはなりにくく、状況証拠を抑えるサポートです。位置情報だけだと相手が浮気しているかどうかの決定的な証拠にならない場合もあります。つまり、位置情報だけがわかっても、浮気の交際相手なのか同僚や友人と会っているのかまではわからない場合があるということです。
ただし、以下のような場合は、浮気をしていることを確信できます。
- 愛人の自宅を訪問する場合で、最初からの愛人がそこに住んでいることがわかる場合
- 位置情報がラブホテルしかない一角を指している場合
しかしながら、GPSの位置精度にも神経を使わなければなりません。GPSは、基本的に衛星との通信で位置情報を測位しています。従って、GPS端末が、建物内やガレージやエレベーターーパーキング等に入った場合、GPSでの測位はできず、WIFIやモバイルネットワークでの測位結果となります。WIFIの測位結果なら、まだましですが、モバイルネットワークでの測位結果の場合、数キロメートルの測位誤差が発生します。この場合は、はっきり言って、位置情報はおおよその地域までしかわからず、対象人物が実際にどこにいるかはわかりません。
GPS端末の測位の特徴を知らずに、位置情報を鵜呑みにしてはいけません。そういう意味で、GPS調査は完璧な調査手法ではないのです。また、GPS端末を対象人物や車両に設置する場合、発覚すれば法的なトラブルになる可能性がありますので、その点も注意が必要です。
探偵興信所の浮気調査
探偵業者に依頼すると、ターゲットの外出時の行動を確認したり、浮気相手が住宅に出入りする際の証拠を撮影します。浮気相手への追跡で身元を割り出すことも可能です。しかし浮気相手と密会する日時が不確定な場合、調査時間が長くなり非常に非効率です。行動調査を依頼する時は、出来る限り詳細な情報を探偵業者に提供する必要があります。
ここまで浮気の調査方法5つをご説明致しましたが、ここからは浮気で悩まれている方へのアドバイスです。
探偵の浮気調査への5つのアドバイス
浮気の疑惑があれば、不安が募ります。しかし、具体的にそれを知ってどうしたいのか、どう対応するのかということを先に考える必要があります。
自分で真相確認ができなかったり、浮気の証拠を取って慰謝料を請求したい等、探偵業者を使って証拠を取ろうとお考えの場合の注意点をアドバイスします。
我々も探偵業者で、浮気調査も受任しています。しかし、浮気調査は、中心業務ではありません。尾行張り込みの行動調査の専門業者ですが、親権問題、企業間トラブル、経済問題の為の行動調査が中心業務です。その意味で、消費者に浮気調査を無理にすすめることはありません。
慰謝料ってそんなに取れるの?
浮気の慰謝料の相場は、離婚しなかった場合で数10万円から100万円程度、離婚になった場合で、100万円っから300万円程度と言われていま。浮気発覚後、離婚しなかった場合、探偵業者と弁護士を雇うと、慰謝料が取れても赤字です。探偵業者と弁護士の料金を合計すると、離婚した場合でも、大きな経済的リターンが言えるでしょうか?
慰謝料額は、相手の収入に比例します。ですから、相手が富裕層であれば、高額な専門家報酬をかけても経済的メリットがあります。そういう意味で、経済的リターンだけを求めるなら、専門家報酬の出費とのバランスを考えるべきです。ただし、金銭的得失より、金銭的な余裕もあり、浮気の真相を確かめないと精神が破綻してしまいそうな人は、気が済むまで専門家を雇えばいいと思います。
弁護士も和解で解決させる傾向が強く、日本では、離婚訴訟になる確率はたった3%です。強力な証拠を出さなくても相手が認めれば済む状況もあります。費用対効果のバランスを考え、コストかけて慰謝料を取るメリットがあるか、よく考えましょう。子供がいる場合は、慰謝料よりも、親権・監護権・面接交渉権、養育費についてしっかり取り決める方が重要ではないでしょうか。
浮気調査の証拠は3回必要?
探偵業者は、「浮気の証拠は三回取る必要がある」とよく言います。ただし、それは営業トークの可能性があります。相手が、浮気したことを自白すれば、それが証拠ですので、その他の浮気調査をする必要がありません。ただし、自白した後に公証役場等で確定日付を取る等、自白の証拠固めをする必要はあります。
探偵の浮気調査をするにしても、1回証拠が取れた段階で、相手が浮気事実を認めれば、それで十分です。ただし、富裕層の人物の場合、浮気を認めると高額な慰謝料請求される為、たとえば、ホテルの部屋に男女で数時間入っていた証拠が出ても、中で商談していたとか、ヤブ医者にインポテンツの診断書を書いてもらい、浮気ができないと言いはったりする人もいます。そのような相手の場合は、確かに3回浮気の証拠を取った方がいいですね。
親権の決定に浮気は関係ない
子供がいる夫婦の浮気の場合、「子供の親権を取得するにも浮気の証拠が必要です」とアドバイスされることがあるかもしれません。それは、違います。
浮気で遊びすぎて、家に帰ってこなくなったりしている場合を除き、親権者の決定には、浮気問題は関係ありません。浮気していても、ちゃんと子育てをやっている人もいます。裁判所も、浮気の問題は親権の決定では考慮しません。
親権取得の問題と浮気の問題は分けて考えましょう。
探偵依頼するなら相手をうまく泳がせよう
探偵に浮気調査を依頼すると決めた場合、相手を警戒させないことが重要です。完全に相手を油断させ、気持ちよく浮気させることが大事です。万引犯をつかまえるのに、お店がこれから取締強化しますと騒げば、逃げてしまいます。それと同じように、相手をうまく泳がせなくてはいけません。
つまり、かまかけの強烈な質問をぶつけたり、浮気して帰ってきたときに、「いつもと違う匂いがするね」とか、相手がぎくっとするようなことを言わないことです。対象者の罪悪感を刺激すると、浮気しにいくにしても、目的地に到着するまでに警戒行動が出たりします。
探偵は透明人間ではありません。顔は知られてないにしても、生身の人間です。対象者が尾行を振り切ったり、点検したりする警戒行動を取ると、調査はうまくいきません。
依頼者がおとりになって、実家に帰るとか、お友達と遊びに行くとか、相手を油断させる工作をして、その間に探偵に調査させる位がちょうどいいのです。
証拠なしに対決して状況が悪化することも
決定的な証拠がない段階で相手を問いただしてしまうと、浮気を認めずに泥沼になるかもしれません。証拠がないと知って、証拠隠滅するかもしれません。自分で調べるにしても、探偵に依頼するにしても、証拠をある程度固めてから、問いただす方が賢明です。
その後では、相手が警戒心を抱き行動を慎重に取るので浮気調査が困難になります。決定的な証拠がない段階では行動は取らずに証拠を固めてからタイミングを見計らいましょう。
まとめ
浮気は悩ましい問題ですが、いろいろなパターンがあります。異常な性嗜好の精神疾患的な症状の場合もありますし、軽い気持ちで遊んでいる場合もあります。また、浮気相手との再婚や子供ができる懸念があるような、生活を脅かす事態の場合もあります。さらに、社会的地位の高い人物の場合、浮気の発覚が社会的地位を失う原因となる場合もあります。その場合は、危機管理の一環として、事実確認し、事態を早急に収束させる必要があります。
それと、あなたがどう対応したいかということも大事です。相手とよりを戻したいのか、自白して謝ってもらいたいのか、それとも、証拠を得たうえで法的な解決を望むのか、、、。子供がいて離婚する場合は、日本では片親親権となっていますので、子供の親権をどうするか、養育費や婚姻費用、財産分与をどうするのかということが大事になります。浮気があれば、有責配偶者となり、慰謝料請求は可能ですが、探偵興信所に高額な浮気調査を依頼し、弁護士に離婚調停を依頼したりすると、元が取れない場合もあります。
金銭的な問題よりも、意地や心の整理の問題の方が重要だと感じるなら、探偵に浮気調査を依頼するのが得策です。プロに依頼すれば、真相がはっきりします。その結果で次の人生設計が可能となります。
Japan PIでは、浮気調査が探偵興信所業界の8割以上の収益業務となっている事態を憂慮しています。探偵興信所は、警察の民事バージョンですから、不貞行為だけでなく、他様々な民事トラブルや、刑事弁護調査までも扱うべきものと考えています。探偵興信所が浮気調査ばかりをやっているというイメージでは、業界全体の特殊な異端業務というイメージから脱却できず、探偵のライセンス制や優秀な人材の参入が阻害される要因となります。
いずれにせよ、いつの時代も浮気や不倫は存在します。近年はそのきっかけとなる「出会い」の場が多様化したことで浮気や不倫の件数も増加している印象です。さらには、不倫相手と海外旅行に行くといったケースも徐々に増えてきており、海外の探偵へ浮気調査を依頼したいけど、何かアドバイスはありますか?といった相談を受けることもあります。
Japan PIでは、国内外を問わず、浮気調査や素行調査を承っております。何かお困り事がありましたらいつでもお気軽にご相談ください。