本当に名前しかわからないとなると、著名人でない限り人探しをするのは困難です。
ただし、実際は、探したい人との関係、出会った場所、写真がある、とか、使用車両のナンバーの一部がわかるとか、立ち寄っていた店がわかる等、何らかの他の手がかりがあると思います。他の手がかりがあれば、探せる場合もあります。
一方で、対象者との関係性が希薄だと、対象者を探せたとしても対象者から接触を拒否されることもあります。場合によっては、ストーカー行為とみなされることもあります。そういうことにならないよう自重する必要もあります。
以下のようなお悩みを抱えている方はぜひこの記事を参考してにください。
- 初恋の人を探したい。
- 幼い頃、一緒に遊んだ友達を探して欲しい。
- マッチングアプリで知り合った人と連絡が取れなくなった。
- カフェやバーなど、お店の店員に一目惚れした。名札の名前しかわからないので、詳しい情報を知りたい
- 旅先で助けてもらった人に、きちんとお礼が言いたい。
- トラブルになっている相手の名前しかわからない。
名前だけでもできる人探しの方法6つ
①ネット検索
Google等のネット検索で、氏名検索をしてみましょう。著名人以外は記事がない可能性は高いですが、検索をない手はありません。
同姓同名が多い場合は、以下のように、完全一致や、別人の情報を除外するオプションを使って検索します。
「山田太郎 -ドカベン -議員 -歌手 -タンメン -山田太郎ものがたり」
スポーツや趣味、仕事の関係の記事が運良くみつかつかもしれません。
②Facebook
Facebookは実名で登録することになっているので、まず、Facebookでも探してみましょう。
普通の漢字氏名やローマ字氏名での検索、地域や趣味や出身校や職種等、他の手がかりがあるなら、そうした手がかりから検索して絞り込んでいきます。
③SNSでの捜索呼びかけ
FacebookやTwitter等で、人探しの拡散希望の投稿をして、情報提供を呼びかけることも可能です。
ストーカーや嫌がらせ目的の人探しと思われると、炎上しますので、なぜ探しているかを具体的に記載する必要があります。
- 交通事故の目的者を探している。
- 救助してくれた命の恩人を探して、お礼をしたい。
- 旅先で知り合った人を探している(炎上注意ですが)
④ネットの電話帳
若い世代は固定電話を持たず、電話帳掲載している人もほとんどいません。
しかし、中年以上の対象者なら、電話帳登録されている可能性がありますので、電話帳もチェックしましょう。
おおよその地域が絞り込めていれば、ネットの電話帳等で、同姓同名者がヒットします。同姓同名が複数浮上した場合は、1件1件電話して確認していきます。
対象者本人の登録がなくても、その両親が電話帳登録している可能性もあります。それを想定して、名字の一致者を電話帳でピックアップして、1件1件電話して確認していくのもひとつです。
⑤登記簿図書館
登記簿図書館というサービスで、不動産登記や法人登記の名寄せ機能があります。
このサービスを契約して、同姓同名者を捜索することが可能です。
ただし、全ての登記簿登録が横断検索できるわけではなく、過去に登記簿図書館の利用者が取得してデータの中からの名寄せ検索です。従って、不動産所有者や法人役員であっても、必ず網羅的に照会できるということではあいません。
⑥名簿屋
名簿屋には様々なマーケティング用の名簿があります。
同窓会名簿、通販名簿、職業別名簿等で、対象者を探せる可能性があります。
根気のいる作業ですが、名簿を丹念に知ら貼れば、対象者の情報を確認できる可能性があります。
名前だけの情報で行う人探しの注意点
調査対象者が探されたくない気持ちを強く持っている場合は、注意が必要です。
ストーカー目的
恋愛感情を持った通りすがりの人や店舗勤務者の所在調査は、ストーカー行為に発展する場合があります。
恋愛感情に関係してつきまとい行為等をやると、ストーカー規制法の処罰の対象となりますので、要注意です。
嫌がらせなどの悪意の目的
恨み等、悪意の感情で嫌がらせ目的で人探しをするのも問題です。
悪意の感情でつきまとい行為や迷惑行為をすると、迷惑防止条例違反で処罰されます。
芸能人等の所在調査
芸能人の所在調査も、問題となることがあります。
情報収集するだけで満足しているならよいですが、住所や立ち寄り先を割出して、押しかけたりすると、ストーカー規制法違反となる可能性があります。
名前だけの情報で、探偵事務所に人探しの依頼は可能なのか
ストーカーや嫌がらせの目的ではなく、名前以外の手がかりがわずかでもあるなら、探偵業者として依頼を受けことは可能です。
ストーカー法でのストーカー行為は、恋愛感情を充足する目的のつきまとい行為です。
迷惑防止条例のつきまとい行為は、恨み・ねたみなど、悪意の感情を充足する目的のつきまとい行為です。
ストーカーや迷惑行為のための人探しは、処罰の対象ですし、探偵業者がそれに加担すれば、探偵業者も処罰されます。
探偵会社によっては、特殊なネットワークでの情報収集や、公開情報調査(OSINT)のスキルで、一般の人では不可能な人探しをうまくできる場合もあると思います。
人探し調査のための準備しておきたい情報
探偵に人探し調査を依頼する場合、名前以外に、以下の情報を事前に集めておくことでスムーズに調査が進みます。
- おおよその身長や体重、体格などの特徴
- 喋り方の特徴(方言など)
- 出会った場所
- 出会った日時
- 会話の内容(趣味や仕事、家族や友人のことなど)
- 連絡先(携帯電話番号やメールアドレス)
- 知り合ったきっかけ
- 交友関係
- 顔写真や背景写真
- 出会ったサイト
- 連絡先(携帯電話番号やメールアドレス)
- 会話の内容(趣味や仕事、家族や友人のことなど)
- 顔写真
- 相手が送ってきた写真
- 相手のSNSのID
まとめ
名前しかわからない相手でも、著名人や会社経営者やメディア露出が多い人であれば、十分探せる可能性があります。
そうでないにしても、実際には、写真があるとか、立ち寄り先がわかるとか、何かのIDがわかるとか、その他の情報があるはずですので、それらの手がかりから対象者を探せる可能性があります。
色々な角度から調査が可能かどうかまずよく考えてみることが先決です。
Japan PIは、人探し調査を得意とする興信所・探偵事務所です。相手の名前しかわからない場合でもお気軽にご相談ください。