バリ・インドネシアでの浮気調査(実施編)

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日本人がどうやって海外調査するか?

私達Japan PIでは、国際的な調査会社として海外での行動調査も実施しています。
以下、過去にバリで直接実施した浮気調査について解説をします。

海外調査のプランニング

■経緯
依頼人は妻、対象である夫は愛人とバリに3泊4日の旅程でバリに行く計画を立てていた。夫は大阪からの航空便、ヌサドゥアのホテル宿泊と旅程を把握しており、また、愛人の氏名・住所は判っている。依頼人は離婚裁判を前提とした証拠を必要としていた。弊社に国際ネットワークはあったものの、インドネシア提携はこれまでになく、実力は未知数。日本国内で必要な証拠の写真を確実に得るため、弊社調査員による現地直接調査を依頼する。

※補足すると、海外の調査会社は日本の調査会社に比べ撮影が得意でない点があります。

■私達からの提案
・宿泊先が判っているのであれば、対象の空港到着からの行動を記録する必要がない。
・大阪便の数時間前に成田便も運航しており、先回りができる。
・調査員は同じホテルに宿泊し、自由にホテル内を行き来できた方が良い。
・ファイブスターホテルではあるが、一泊20,000円弱のため、費用対効果は高い。
・バリはいわば、バイク天国。レンタルバイクを使う必要がある。

■調査計画
1日目
調査員は先にバリ到着し、空港でバイクを受け取る。その後、ホテルに先回りして待機。対象のホテル到着→チェックイン→客室への入室を撮影。海外調査基本料金(5時間)での対応。
2日目
朝食による客室からの出を撮影し、対象2名の宿泊を記録。朝食後のビーチ遊泳や繁華街での観光など、ツーショットも押さえ、不倫の証拠を完成させる。海外調査基本料(5時間)と延長(7時間)で対応。
3日目
弊社の場合、リアルタイム形式で写真を確認できるので、3日目はそれまでの写真の撮れ高により判断し、予備日と設定する。

■調査料金
1日目
旅費(新宿~バリ) 60,000円      
レンタルバイク代   3,000円(2泊3日)
ホテル宿泊     34,000円(2泊3日)
海外調査基本料金  80,000円(5H)

2日目
海外調査基本料金  80,000円(5H)
海外調査延長    112,000円(1H16,000円×7H)

3日目
待機料       20,000円
旅費(バリ~新宿) 60,000円
計449,000円
(予定時間内で完遂したため、見積料金のままでの支払い)
※料金は当時ものです。料金は各時期で増減ありますが、インドネシアクラスのような発展途上国の場合、2倍3倍になることはありません。
※2日目に予定以上の延長があった場合、3日目も調査実施となった場合、待機料は差し引き、不足分は後日精算です。待機料のような例外的な費用はケースに合わせてカスタマイズします。

海外調査事前段階

■地理・交通事情・国民性の研究
まずは私達の国際的なネットワークを活かし、海外提携先から情報収集をします。その後、独学により研究をします。旅行本一冊を熟読するだけでもかなり違います。主要路線と駅、太字地域とその特徴は必ず覚えます。スマートフォンによるマップの確認もします。地理学習は冊子地図とスマホマップの両方見て覚えるのが一番身につきます。海外調査で最も厄介なのはタクシーです。もともとタクシー交通量が少なかったり、PI・調査会社が発達していないため、タクシー運転手が「追跡する」という概念を理解できない国もあります。そのため、タクシー追跡が海外調査で途切れる一番の原因です。一時的に、現地住民に協力を頼むことがあり、現地フリーランスや白タクに張り込み用として車を出してもらうことがあります。東南アジア系ですと、日本のゲームソフトを渡すと喜んで協力を得られるなど、その国の経済面・文化面を知っておく必要があります。

■バリ分析の結果
(1)鉄道がないため車両移動。車は大量のバイクにより道を塞がれるほどバイク乗用率が圧倒的に高く、レンタカーを使っても効果を発しない。レンタルバイク店が多数あるため、レンタルバイクを使用。
(2)実際にヌサドゥアで調査した海外の提携先によれば、ヌサドゥアはリゾートホテル地域のため、観光客は終始ホテル滞在し、ビーチ遊泳と食事をホテルでルーティンする傾向がある。利用者は富裕層が多い。
(3)クタ・スミニャック・レギャン・クロボガンが市街地に当たる。観光性×地元性が混合しており、和食レストランもある。デンパサール・サヌール方面は庁舎が所在、地元性が高く、この方面にかけて段々ぼったくりも増えてくる。
(4)国際的な観光地のため、地域住民・施設従業員は親切。かつ、チップやリピーターを期待してのサービス精神があるため、即興の頼み事をしやすい。反面、ぼったくりもあり、日本人は狙われやすい。

海外調査開始

(PHASE1)調査員のホテル先回り

ングラ・ライ空港に到着し、予約していたレンタル業者からバイクを受け取りました。観光客向けのレンタル業者のサイトが多く、LINE・WhatsAppでも対応してくれます。実際に走行すると、まるで、日本の暴走族が行きかうようにバイク交通量は多かったです。ノーヘル・3人乗り・逆走といったライダーもおり、半ばバイク無法地帯でした。そしてホテルでチェックインを済ませ、入念に建物構造を確認しました。

(PHASE2)対象のチェックイン

対象の空港到着時刻からロビーで待機を始めました。利用客が多く出入りし、広大なロビーのため、待機しやすかったです。ただしファイブスターだけあって、ホテルマンから声をかけられました。私に対して客という認識があったので警戒されることはありませんでしたが、私のチェックインがなければ厳しかったのは間違いありません。そhして対象らはタクシーでホテルに到着しました。空港到着し、寄り道せずに来た時間帯でした。夫がチェックイン済ませると、2人はコンシェルジュに案内されて客室に入りました。ロビーも廊下も遮蔽物となる装飾品が多かったので、日本のホテルに比べてスムーズに決めることができました。

(PHASE3)客室の出入り・ビーチ

ホテルは装飾品が多く、屋外廊下で光量も十分なため、今回は小型カメラを設置しました。録画と同時にWifiによる遠隔監視のできるカメラです。対象が客室を出てすぐにカメラを回収し、問題なく宿泊を録画することができました。
対象者は朝食が済むと、プライベートビーチで遊泳しました。調査員は本当の利用客になりきることが重要で、こちらも水着になり、遊泳しました。このような立地では、「潜む」よりも「溶け込む」です。何回も対象者に見られつつも、「記憶」されないための工夫が必要です。

(PHASE4)ホテルからの外出

対象者はビーチでの遊泳が終わり、客室に戻りました。再度、小型カメラによる録画と監視を続けました。ちょっと休んだのかな、という時間を置いて、対象者は客室から出て、タクシーで移動しました。バイクの出番です。バリの交通量はかなり乱雑で、レンタル業者からも「みんな雑だから気をつけて!」と念押しされていました。しかしいざ追跡走行してみると、みんな運転が上手くて走りやすかったです。対象者は最も主要な繁華街であるクタに到着。街を散策し、レストランに入りました。
ホテルで2人の宿泊を撮影し、ビーチと繁華街でのツーショットを獲得、証拠は十分となりました。レストランに入った頃、調査定刻になったため調査終了しました。見積額内での調査が成功したので良かったです。

昨今は海外調査可能を宣伝する調査会社も増えました。しかし、英語が話せるだけでは通用しません。事前の入念な計画、現地で問題なく実施する経験値が必要です。対象者の旅程が判っておらず、空港から完全追跡するような難しいケースもあります。「リスクを減らす」が調査の基本。海外調査の経験値の少ない業者や出たとこ勝負の調査会社に依頼すると、失敗する可能性や費用が余計にかかる場合があります。もし、不倫での海外調査を考えている場合、実績のある私達にお任せください。

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