COVID-19が収束し、海外渡航に制限がなくなりました。それに伴い、外国人旅行者の行動調査の案件か、パンデミック前の状態に戻りつつあります。
訪日旅行者の行動調査では宿泊先のホテル状況熟知しておくことが探偵にとって不可欠です。探偵は、ビジネス取引や家庭内のトラブルで、旅行者の行動調査を依頼されることがよくあります。
来日外国人で重要な東京のホテル
訪日旅行者の行動調査において、探偵は、日本のホテルでよく張り込みを行います。
日本には、優れたホスピタリティと世界レベルのサービスにより、多くの高品質なホテルが存在します。しかし、『フォーブス・トラベルガイド2021』によると、日本の5つ星ホテルはわずか13軒で、アメリカ、中国、フランスなどの国々と比べると、かなり少ない。これは、日本には旅館や温泉の伝統があり、欧米の高級ホテルとは異なる独自のおもてなし文化があるためと思われます。
日本のホテルの特徴
日本は、治安が比較的良いため、ホテルのエントランスにセキュリティガードはいません。更に、セキュリティガードがいないため、ホテルのエントランスは複数あることが普通です。ちなみに、他の国では、セキリティの理由で、エントランスが1箇所しか設置されていないことが多いです。
また、高級ホテルの客室の廊下では、あからさまに監視カメラを設置しないことになっています。日本では、セキュリティよりもゲストのプライバシーを重要視する考え方が普通です。
ただし、ほとんどの高級ホテルでは、客室の廊下へのエレベーターに、カードキーアクセスが設置されています。つまり、ホテルのゲストでないと、客室の廊下に侵入できない仕様となっています。
そうした意味で、日本の高級ホテルでの行動調査では、探偵は、立地やセキリティの度合いを熟知し、適切な対応をすることが求められます。
東京のホテルの実例
以下では、東京に来るターゲットが頻繁に利用するホテルのいくつかを紹介します。
The Ritz-Carlton Tokyo
The Ritz-Carlton, Tokyo
+81 3-3423-8000
https://maps.app.goo.gl/JPYxp55UnUw8NJyv7
東京への来日訪問者が利用する確率が高いホテルです。来日する富裕層外国人び3人に1人がThe Ritz-Carltonを使用しています。The Ritz-Carltonは日本最大の繁華街「六本木」にあります。コンシェルジュ、装飾、食事、そして客室の全てのクオリティが最上級のひとつです。このホテルが所在する全長813フィートのタワーは東京で最も高いです。45Fにあるロビー&ラウンジの景色はインプレッシブです。宿泊でなくても、ラウンジにで商談が行われることもあります。探偵は、商談後のターゲットの行動調査を行うこともあります。
FYI
建物の出入口はB3~2Fと複数あります。グストは、これらの出入口から45Fのロビー&レセプションにアクセスします。客室へ向かうには、45Fから専用エレベーターを使用します。探偵は、45階を監視するだけで、ゲストの到着と外出を確認できます。探偵は、45階を監視するだけでよいため、行動調査の難易度は低いです。ただし、ロビーが狭いため、探偵はターゲットの顔を視認しやすい一方、ターゲットから探偵が見られるリスクもあります。
Imperial Hotel Tokyo
Imperial Hotel Tokyo
+81 3-3504-1111
https://maps.app.goo.gl/Z7GgaNnXpcX1i57f6
インペリアルホテルは日本最古の高級ホテルでビッグスリーに数えられます。150年以上の歴史があり、第二次大戦後、GHQの高官専用のホテルとして、GHQから接収されていました。独特のクラッシックな雰囲気を持っています。皇居や銀座の近くにあり、イギリスでいうとウェストミンスター、セントジェームズに該当する名誉あるエスタブリッシュメントです。
FYI
主に客室フロアは一般とVIPに分かれている。VIPエリアに行くためには、私達は人気のない廊下を通過し、ICゲートを通過する必要がある。エレベーターを上がるとフロアごとにコンシェルジュとICゲートがあり、日本では最高レベルのセキュリティ仕様となっている。
VIPの客室の場合、廊下の監視のためには、調査員を増員する必要があります。一般エリアでさえ、フロアごとにコンシェルジュとICゲートがあります。こうした状況を理解していないと、探偵がトラブルに巻き込まれる可能性がある。
ANA InterContinental
InterContinental – ANA Tokyo, an IHG Hotel
+81 3-3505-1111
https://maps.app.goo.gl/gvqyEAmiQJ1erPs28
もしあなたのパートナーが優秀な従業員の場合、このホテルの存在を忘れてはいけません。上記の2つのホテルに比べると、Inter Continentalは低価格です。だから、CEOやエクゼクティブ以外のゲストが宿泊するには相応しい等級のホテルです。日本では、顧客の役職に応じて宿泊ホテルが準備されるため、ディレクター以下の社員は、ホテルを案内されることがあります。
FYI
客室から屋外に出る場合には、1Fと2Fにエントランスがあります。
行動監視では、
- 私達は、ホテルの客室を取って、ターゲットーの客室廊下を監視カメラで監視する
- 2名以上の調査員がそれぞれのエントランスを監視する
インターコンチネンタルの直近には、庁舎やビジネスビルディングズがあるため、食事や観光のための外出では、ターゲットがタクシーを使用するケースが多いです。ロビーは一般顧客が多いため、調査員は背景にブレンドインしやすく、上記のホテルに比べて難易度は低いと言えます。